課題
店舗業の給与計算は、勤怠の集計・手当・深夜割増・源泉徴収と工程が多く、毎月の手作業が数時間単位で発生します。市販ソフトは業態特有の計算(歩合・バック計算、報酬と給与の混在)に合わないことも多く、「Excelで頑張るが、計算根拠が属人化する」状態に陥りがちです。
解決アプローチ
Googleスプレッドシートを土台に、勤怠を入力するだけで給与一覧まで自動計算される仕組みを設計しました(画面はダミーデータによる設計サンプルです)。
- 計算はシート関数中心: 経理担当者が「なぜこの金額か」を目で追って検算できる形を維持
- 源泉徴収の自動計算: 報酬(10.21%)・給与(税額表参照)の両方式に対応。税額表はマスタシート方式で、毎年の改定はマスタ差し替えだけで追随
- 深夜割増(22時以降25%増)を出退勤時刻から自動判定
- 検証シート内蔵: 国税庁の計算例と突合する検証シートを組み込み、計算根拠ごと納品
- スマホ入力(AppSheet)や売上CSVの自動取込(GAS)へ段階的に拡張できる構成
ポイント
給与計算は「合っていること」がすべてです。だからこそ、ブラックボックスの自動化ではなく検算できる自動化を設計の軸にしています。開発時も実データはお預かりせず、項目名だけを頂いてダミーデータで構築し、最終確認のみお客様の環境で行います。マイナンバーをシートに保存しない等、個人情報の取り扱いも設計段階から組み込みます。